きらっきらな青春なんかくそくらえ
今さらですが「君の膵臓をたべたい」を読みました。
余命1年と宣告を受けた女の子と
それを聞いた男の子のやりとり。
女の子は明るくて元気で積極的
男の子はおとなしくて消極的
そんな2人が秘密を介して親密になる。
積極的な女の子に対して、高校生なのに下心が全くない男の子。
読んでいて、苦しかった…
結末がとか、タイトルがではなく
きらっきらな青春すぎて。
イヤミス好きの私としては
タイトルが何だったら変態かな?とか
考えたり、結末が元カレ絡みやったら…
とか考えてしまった。
実際にこんな女の子はいないのよ
元気で明るくてかわいい子は実は陰湿なイジメをしてたり、家族といざこざしたり、屈託した裏面を持ってたり。
おとなしくて消極的な男の子は、きっと頭の中は悶々としてて、女の子と話したくてこじらせてるはず。
ということで、きらっきらな青春小説は
どんなイヤミスよりも読み進めるのがつらかった。
吐きたくなるほどまぶしい2人。
床にたたきつけたくなるやりとり。
「君の骨髄を吸いたい」とかやったら、
ホラー要素ましますよね。
くそくらえです。
こんな曲がった見方をする人に負けず
青春真っ只中の方は謳歌してください。